CADのおすすめアプリ3選

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CADのおすすめアプリ3選

CAD の進歩により、CADで作成したデータが社内での試作品検討会議や客先でプレゼンを行う際、従来の紙資料に替わる媒体となりつつあります。また、最近はCADのライセンスを認証させたパソコン以外でもデータを再生できるアプリが登場しつつあります。そこで、そのようなアプリについて説明させていただきます。

目次

Autodesk 360

Autodesk 360 は、オートデスク社が開発したクラウドサービスです。オートデスク社は、誰でも利用できる AutoCAD360というクラウドサービスも提供していますが、Autodesk 360は利用者がAutodeskサブスクリプションのユーザに限定されたクラウドサービスで、外出先など自身のパソコンから離れた場所であっても、ネット環境が整っていればクラウドサービスを活用してどこからでも情報へのアクセスが可能となります。

このため、パソコンの容量や試作品のデータに左右される心配をすることなく、外出先などどこからでもデータにアクセスして打ち合わせを進めることが期待されます。

Autodesk 360の機能として、パノラマイメージや日照具合や照度イメージなどビジュアル効果を様々な角度でシミュレーションできます。

eDrawings for Android

eDrawings for Android は、Solidworks社が開発したアプリで、Solidworks で作成

したCADデータを、外出先でもAndroid OS 上でデータを閲覧することができます。

Solidworks 自体は医療機器分野など設計や製造現場では導入が進んでいますが、同アプリを導入することで Solidworksを導入していないことが多い病院など製品の納入先でもタブレット端末などで設計データを閲覧することが可能となります。そのため、紙ベースのプレゼン資料を削減できることに加え、現場で設計データを共有できることで情報の共有化や開発期間の短縮化が期待できます。

最後に、同アプリで使える機能ですが、CADソフトの基本操作である拡大・縮小、移動・回転に加えて、モデリングした試作品を上下左右様々な向きから見た場合のイメージを閲覧できます。また、設計時にSolidworksでレイア分けしておくことで、構成部品ごとに分けて試作品を閲覧することも可能となっています。

iXVL Player

iXVL Player は、ラティス・テクノロジー社(以下ラティス社) が提供しているCAD

アプリです。同アプリはアップルストアで無償提供されており、iPad 上でセキュリティ設定されたXVL ファイルで閲覧可能となっております。

まず、ラティス社は1997年10月に当時慶応義塾大学の教授であった千代倉弘明氏らが立ち上げたベンチャー企業です。創業のきっかけは、3Dデータを軽やかに動かすソフトウェアの開発でしたが、現在ではネット上で軽量化された3Dソリューションの提供を行っています。そのベースとなっているものが、今回紹介したXVLです。これは、3D活用ソリューションの中でも世界トップクラスの性能を誇ります。

ちなみに、XVLファイルはXMLをベースとした超軽量3D表現としてラティス社が提唱しているCAD上での表現方法です。XVLを活用するメリットとして、データが重くなりがちな3D CADを高速で表現できるようになり、3Dデータの共有化を図りやすくなる点が挙げられます。このようなメリットから、航空宇宙・自動車・電機など様々な業界で

導入が進められており、完成品の試作イメージから設計、試作、部品の構成表の管理などに有効活用されています。また、iPad ・XVLファイル・社内認証それぞれに設定したパスワードを組み合わせることが可能であり、プロジェクトの機密度に応じてセキュリティの厳しさを調整することができるようになっています。