CADの操作に必要なパソコンのスペック

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CADの操作に必要なパソコンのスペック

機械産業や建設業をはじめ、様々な業界でモデルの試作作業においてCADでの作図が必須となりつつあります。この中で、CADを操作するパソコンの性能によって作業の効率性が大きく変わってくるといえます。そこで、今回はCAD操作を行うにあたり、パソコンに求められるスペックについて説明してゆきます。

 CADでの作図作業に適したスペック

まず、CAD操作を行うにあたり、最低限必要なパソコンのスペックを説明します。

CADで作図作業を行う場合、扱う図面データは建築図などでは数百MBに及ぶ場合があり、メモリ容量が小さいと作業中にパソコンがたびたびフリーズしてしまうなど、作図作業に悪影響がでてしまう可能性があります。このような問題を防ぐために、CAD操作をスムーズに行うために必要なメモリは 4GB以上を目安とすることが望ましいです。また、図面作成にあたっては、建築設備の配管どうしの取合いや機械製品での部品どうしのはめあいに問題が出ないよう配置を計算しながらCAD図面を作図する場合がほとんどです。そのため、作図作業と平行して他の作業ができるようパソコンのCPUが2つ搭載された「Core 2」タイプがお薦めです。

これらのことをふまえて、CADでの作図にお薦めのパソコンをデスクトップタイプ・ノートタイプそれぞれについて紹介します。

・デスクトップタイプ

デスクトップタイプのパソコンでおすすめの機種として、Lenovo社のThinkstation

シリーズ(P310, P510) が挙げられます。Lenovo社製の特徴として、パソコンの動作性に高い安定性がある点であります。また、メモリも64GBと大容量である点も特徴といえます。

また、ワークステーションを搭載したパソコンメーカとして、ヒューレット・パッカード(HP) 社が挙げられます。同社のパソコンはワークステーションの他、エプソン製のパソコンはメモリが4~12GB程度と他社よりやや小さめですが、搭載した機能のシンプルさゆえに業務用で重宝されています。同様に、DELL製のパソコンもメモリは4~16GBとやや小さめですが、価格面の安さから企業への納入実績が豊富であり、業務単位で試験的な導入を検討している方々におすすめと考えられます。

・ノートタイプ

ノートタイプのパソコンでおすすめの機種として、Lenovo社のThinkPad(P50) が挙げられます。同製品はメモリ、CPUがThinkstation Pシリーズと同程度の仕様であり、ノートパソコンとしてはかなりの高性能な製品です。また、ディスプレイもノートパソコンとしては比較的大きな15.6 型である点も特徴です。ノートパソコンとしては比較的重い製品となってしまいますが、CADの作図・操作を行ううえで適した性能が揃っており、客先でのプレゼンなど外出先でCADデータを操作したい際におすすめのパソコンといえます。

AutoCAD の操作に最適なスペックのパソコンとは

これまで述べてきたように、CAD操作に適したスペックを有したパソコンは様々な種類がリリースされています。一方、製品別に比較した場合、Lenovo社のThinkstationシリーズが他の製品より頭一つ抜きんでている印象があります。

また、CADでの作図作業において、パソコンの作動性能と主に重要な要素としてグラフィックボードの性能が挙げられます。グラフィックボードの主な製品として、NVDIA社が開発したQuadro シリーズが挙げられます。この中でもおすすめの仕様として、Quadro 600やQuadro 2000がありますが、コストパフォーマンス面を考慮するとQuadro 600シリーズが最適と考えます。