ウォークスルーを使ってCADデータを見せる方法

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ウォークスルーを使ってCADデータを見せる方法

取引先との営業の場面や社内における情報共有という意味でも、CADで作成したデータを興味深い形で見せることは大切なことです。その手段の一つにウォークスルーというものがあります。アニメーションの一種で、より現実感のある映像を見せることができます。理解を深めること、そして面白みがあることも特徴の一つです。

目次

多くのCADソフトでウォークスルーが可能

ウォークスルーとは図面で描いたものを現実に近い視点で映像として表現するものです。3Dの建築物などを確認したいときに有効的です。壁や天井、その他オブジェなどを配置することで現実感を味わいやすくなります。逆に機械製図のような場合は行われません。機械単体での映像となるので、周囲を歩いているような視点で見るまでもなく3Dアニメーションが可能です。機械をくるくる回すようにすれば十分です。AutoCAD等の人気のCADソフトをはじめ多くの3D対応のCADソフトでウォークスルーの機能は搭載されています。建築業界では導入も進むBIMソフトでもウォークスルーをすることは可能です。

ウォークスルーのやり方

平面の図面でも壁や天井などを構成していくことで立体化させ、ウォークスルーが可能になります。ウォークスルーではキーボードやマウスを使ってゲーム感覚で視点を動かす方法と、あらかじめ設定した場所を録画した映像のように見る方法があります。ソフトによって操作方法の違いはあるものの視点の変更や設定内容は共通点が多くそれほど難しくありません。リアルタイムでのウォークスルーでは、キーボードで左右前後の移動をコントロールし、マウスによるドラッグで見る角度を自由に変えられます。この方法の方が実際に歩いているような感覚を味わえます。自由に見たい個所の追跡もできるため臨機応変な見せ方ができます。しかし操作に慣れていないと見たい場所に上手く移動できないことや、画面がぐるぐると回転し酔ってしまうこともあります。

カメラの位置や角度、スピードまで設定可能

リアルタイムでのウォークではなく、設定した通りにカメラを持って歩いてもらうようなアニメーションの場合、設定したカメラワークは記録し何度でも再現して見せることができますが、見やすい映像を作るセンスも必要となってきます。歩くコースやその時のカメラの向き、そして重要になってくるスピード等を詳細に決定していきます。歩くスピードとカメラの向きが変わるスピードはどちらも見やすさを左右する重要なポイントです。何度も再生して確認しながらアピールしたい場所はじっくりと見せるようなアニメーションを作成しましょう。

フライスルーも使って工夫しよう

ウォークスルーと似たアニメーションにフライスルーというものもあります。これは地面を歩くような映像ではなく、空から、鳥がカメラを持って映しているようなアニメーションが作れます。ウォークスルーが屋内設計の確認に適しているとすればこちらは建物の外観を見るのに効果的と言えます。フライスルーでは広い視野で全体を見渡しやすいのでウォークスルーと使い分けてプレゼン等に使っていくと良いでしょう。どちらも現実に近いアニメーションを作ることでイメージを掴みやすくしています。作りこむことでよりリアルなものも作れるのでチャレンジしてみると良いでしょう。