〔AutoCAD〕雲マークの作成の仕方「revcloud」

〔AutoCAD〕雲マークの作成の仕方「revcloud」

基本的な雲マークの描き方

「revcloud」はポリラインで雲のような連続した円弧を作成するコマンドです。ポリラインの要領で線を引くと雲形の線が引かれます。目的の文字や図面を選んで囲めば雲マークの完成です。ホームタブの作成パネルにも雲のマークのアイコンとして配置されています。

雲マークの円弧の長さはコマンド実行中に「A」で雲の円弧の長さを変えられます。サイズの好みは人それぞれですが、囲む文字サイズと同じ大きさくらいにしておけば見やすいです。

作った図形をそのまま雲マーク化

前述の雲マークを描く方法は慣れた人でないと難しく、実用的ではありません。手描きなので雲が思った形にならなかったり、始点と終点がうまく結べなかったりしてしまいます。
そこで役に立つのが指定したオブジェクトを一括で雲形に変換する方法です。簡単に綺麗な雲マークを作成することができるので覚えておくと便利です。

①雲マークで囲みたい文字を円や四角などの図形オブジェクトで囲みます
②「revcloud」コマンドを実行します
③「O(オブジェクト)」→「Enter」
④画面上で図形オブジェクトを選択します
⑤「方向の反転」→「N(いいえ)」

手描きよりもきっちりとした形の雲マークが出来上がります。

方向の反転で「叫ぶ」吹き出しを作る

オブジェクトを雲マークに変換した際、最後に「方向を反転しますか?」と表示されます。こちらはデフォルトで「N(いいえ)」に設定されています。ここで「Y(はい)」を選択すると円弧の方向がひっくり返り、雲マークが漫画の「叫ぶ」吹き出しのような形に変換されます。目立つマークなので、特に重要な注釈を入れる際などに使ってみてはいかがでしょうか。

雲マークを使う場面

実務での雲マークは作図の目印として多用します。個人的な作図なら、後でチェックしたい部分などに忘れないように配置します。依頼主からの作図であれば不明点や質疑のメッセージを雲マークで囲んで、自分以外の人が図面を開いた時に作図の意図が理解できるようにしておきます。特に相手方のある作図の場合、雲マークや注釈は直接顔が見えない相手との重要なコミュニケーションツールとなります。依頼主に丁寧な作図をするCADオペレーターという印象を与えたいなら、ちょっとした雲マークもオブジェクトから形を整えて作ったほうが好印象です。

注釈レイヤーを作っておく

図面に雲マークなどの注釈を入れる場合は、専用のレイヤーを作っておくことをおすすめします。雲マークや注釈文は問題が解決したら削除されるので、その際に本体の図面まで消してしまわないようにするためです。注釈レイヤーを作り、線の色を赤やオレンジなどの目立つ色に設定します。場合によりますが、この時に「印刷非表示」にもしておくと注釈の消し忘れがあっても印刷に反映されないので便利です。注釈レイヤーの名称は先頭に「@」を付けて「@注釈レイヤー」などにしておくとレイヤー一覧の先頭にこのレイヤーを置けるので編集や削除が楽にできます。「@」を付けたレイヤーが先頭にくるのは、レイヤー名が「記号」→「数字」→「文字」の順に並べられるためです。

より複雑な図面を描くようになるほど雲マークでの伝達が重要になってくるので、上手に使っていきましょう。