CADでの作図請負業務

CADでの作図請負業務

CADでの図面作成作業は、建築工事や様々な製品開発において必須の業務となっていますが、建設業界をはじめとして多くの現場で深刻な問題となっている人材不足。これは、図面作成の業務においてもあてはまるもので、CADでの図面作成を請負う仕事に需要が高まっています。そこで、今回はCADでの作図請負についてお話してゆこうと思います。

 請負形態

まず、CAD図面の請負形態は、一般的に以下のいずれかの方法に該当するかと思います。

・人材派遣会社に登録する

・建築図など図面作成の請負会社に就職する

・フリーランスとして独立する

一つ目の人材派遣会社に登録する方法ですが、テンプスタッフなどCADの講座を開催している会社は、その多くが自動車などの機械製品に関連した様々な企業と提携しており、そのコネクションを生かして、講習会の参加者で優秀な人材や企業とのマッチングに問題がなさそうな人材に、製品の部品図を作成する業務など、自社の社員だけでは仕事を廻しきれない業務に携わってもらうといった形をとることが多いようです。

二つ目の図面作成会社への就職ですが、建設現場での需要が背景にあります。建設現場では、ゼネコン・サブコンともに担当者は、自社とその下請け会社の作業員の安全や労務環境を把握するための安全書類の作成や現場での安全作業を徹底するための巡回・作業工程の打合せなど数多くの業務を抱えており、建設工事を進めてゆくうえで重要な建築図や設備図の作成にかける時間の確保がなかなか難しい現状があります。そのため、建設工事に携わる業者によっては図面作成の業務を外注して、現場担当者は外注業者が作成した図面の最終チェックのみを行っている場合もよく見受けられます。

このような現状から、CADで建築図面の作成を請負う事業に大きな需要が生じており、かつて建設現場で働いていて、1度第一線を退いた方々の再就職先として選ばれることが多いようです。

三つ目のフリーランスとして独立する場合ですが、元々ゼネコンやサブコン、飲食店などの店舗設計の会社で働いていて、「○○建築設計事務所」、「○○設備」、「○○デザイナー事務所」といった形で個人経営者として起業するものです。(弁護士や税理士の業界に近い部分があるかもしれません)

仕事の受注方法は、かつての勤務先や知人から案件を紹介してもらう方法や、クラウドワークスなどのインターネットサイトに登録して仕事を探す方法が挙げられます。

 CAD図面の請負業務での報酬

次に、CAD図面作成業務での報酬について説明してゆきます。

まず、図面作成での契約金額は担当するプロジェクトの規模によって大きく異なるため、一概な金額を挙げることはできません。例えば、オフィスビルのテナント一店舗を改修する場合と、新築で高層マンションを建設する場合とでは、作成する図面の量や手間が全く異なってきます。また、設備の配管図・建設現場の足場図など担当する分野によっても図面作成に必要な時間が大きく異なります。

このような状況から、契約金額については「作成する図面の種類」と「図面のサイズと枚数」の掛け算で決めることがほとんどであるそうです。

各図面作成における見積額を下記にまとめました。

(これらはあくまで目安の金額であり、地域によって変動することも考えられます)

・建築図や設備図(平面図):A1サイズで¥10,000/枚 (A3サイズの場合、¥5,000/枚)

・建設現場の足場図(平面図):5枚セットで¥ 30,000

・コンクリート打設図:¥5,000/枚

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