CADでのレンダリング

CADでのレンダリング

近年、IT用語の中で盛んに使われているものの1つに「レンダリング」という言葉が挙げられ、CADの業界でも盛んに使われています。しかし、言葉の意味やCADでどのような役割を果たすかイメージしにくい方も多いかと思われます。

そこで、今回はレンダリングがCAD の中でどのように活躍するのか説明してゆきます。

 レンダリングとは

レンダリングとは、数値データをプログラミング処理して画像化することで、様々なシーンにおけるイメージ像を作り出すプロセスを指します。

このレンダリングは、イメージのデータを画像処理する特性から主に3次元の映像などで主に利用されており、ビジュアル面で商品やサービスの特徴を訴えかける広告の作成などで利用されています。

レンダリングによる画像作成についてもう少し詳しく説明します。3次元モデルをレンダリングすることによって、モデルのシーン内におけるオブジェクトにアッタチされた構成要素の外観計算やシーン内に配置された光源に基づいた照明と影の計算が行われます。そして、レンダラの環境と露出設定を調整することで最終的なレンダリングイメージの仕上げにつなげます。

 レンダリングの役割

レンダリングを行う最終的な目的は、基となる3次元データの芸術的・フォトリアスティックな表現品質のイメージ作成です。この最終目的を達成するにあたり、途中の段階で多種多様なレンダリングを行う必要が出てくる場合があります。その場合も、基本的な作業の流れとしては、レンダリングを行う3次元モデル内のデータを構成する要素にアタッチし、背景を追加してレンダリングを積み重ねてゆくといったものとなります。

ちなみに、その際の新しいモデルのレンダリングイメージはモデルの構成要素をアタッチしたりユーザ定義の光源配置や背景の追加は必要ありません。(初期設定では、モデル内の全3次元オブジェクトに既定の要素が追加されてゆきます)

ただし、シーンにユーザ定義の光源を配置していないと、レンダラでは自動的2種類の既定の遠隔光源が使用されてしまいます。(この場合、2種類の既定光源を肩越しに照らす既定の遠隔光源を1つ使用するよう指定できますが、光源の場所などを調整することはできません)

 オンライン上でのレンダリング

これまで述べてきた通り、レンダリングの作業は基本的にパソコン単体での操作となりますが、大規模なレンダリングを行う場合パソコン単体(ローカルコンピュータ) の情報処理能力が追い付かず、コンピュータ自身のリソースを消費してしまう可能性があります。そこで、Autodesk社が販売しているAutodesk A360 という製品のリソースとサービスを利用することで、オンライン上でモデルのレンダリングを行うことが出来ます。

オンライン上でレンダリングを行う利点として、ローカルコンピュータのリソースを消費することなくレンダリングを行うことができる他、コンピュータのハードディスク容量に負担をかけることなく作業を行うことが出来ます。そして、レンダリングによる計算結果をより早く算出できる点が挙げられます。

また、オンライン上での作業となるため、アクセス許可を取得していれば他のユーザと情報を共有することができるようになる点もメリットとして挙げられます。

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