CADで機械製図をする場合に知っておきたい基礎とコツ

CADで機械製図をする場合に知っておきたい基礎とコツ

CADを使って製図、作図をしていく上で、必要なことはCADソフト自体の操作と製図の知識が求められます。
ここでは少しだけだが機械製図の知識を紹介していきます。簡単に目を通してある程度ののイメージをつかんでおくとよいでしょう。

機械製図にはルールがあり、JIS(Japanese Industrial Standard)規格で決められています。また建築製図も別途JIS規格で決められています。
その内容はというと、図面の様式や尺度、線などの定義から始まり、図面名称、図面管理など多岐にわたります。ここでは、特にCADとの関連が強いと思われるものだけを機械製図の規定で抜粋してみていきたいと思います。

CAD図面

CAD製図に用いられる図面の大きさについてはA系列を標準とします。もっともよく用いられる大きさはA1で594×841(mm)です。また図面の様式ですが、図面用紙は長辺を横方向に置いて用いますが、A4は縦方向に置いてもかまいません。また各用紙のサイズによってマージンを設定するのと、輪郭線を引くように定められています。

CAD図面の線

CAD図面において使用する、線の種類や用途、太さ、破線についても規定されています。

文字の大きさ

文字についても様々な規定がありますが、文字の大きさについては2.5mm、3.5mm、5mm、7mm 及び 10mm を標準とします。

尺度

JIS規格では描いた図形の長さと実際の対象物の長さとの比で表し、現尺の場合には 1:1 で、縮尺の場合には、例えば、1:2、倍尺の場合には、例えば、5:1 のように表すとされています。しかし、1枚の図面でいくつかの尺度で描いた図形がある場合、主となる尺度を表題欄の中に記入します。その他の尺度は、その図形の付近に表示するよいう旨が規定されています。通常表題欄は図面にむかって右下の位置に描きます。

投影法

図形を投影法で表すときは基本的に第三角法で書きます。第三角法では平面図は上側に置き、下面図下側に置きます。左側面図は、左側に、右側面図は右側に置きます。そして背面図は、左側又は右側に置きます。

投影図

投影図は正投影図を用いて描きます。また正投影図だけでは不足していたり、理解しづらい図形があります。その時は、補助投影図、部分投影図、局部投影図、回転投影図、部分拡大図などをくわえて図面を描きます。

幾何交差

交差とは通常図面で指示する値で何桁かの整数です。製品は完全にその指定された値と一致するということが望ましいですが、物理的に限界があります。なので交差(許容差)をあたえます。例をあげると、ある寸法を10.00mm、交差を0から-0.03と指定してされている場合は10.000mmから9.970mmの間の寸法で製作します。寸法に与える許容さを寸法公差といいます。一方幾何交差とは製品の直角,平行,真円度,平面度等などに対し与える交差を幾何交差と呼び、表示の仕方が規定されています。

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