寸法の入れ方のルール

寸法の入れ方のルール

寸法の入れ方には、JIS規格(製図法)というルールがあります。

ほかにも企業によって(時に設計者に依存することもあり)内部ルールとして決まっている項目もありますので、現場に従うようにしましょう。

大前提として、図面を読み取れることが必要で、設計意図の取り違えや加工ミスの無いように明確に寸法を入れることが重要です。

主な寸法ルール

単位は㎜

部品の形状が最もよく表れている面を正面図とする

正面図に寸法を集める

必要最小限の寸法(寸法が重複しない)

図形の内側に寸法を入れない

円は断面、引き出し線で寸法表示するとき、「φ」と表記する

半径は円の中心から寸法線を作成するときは「R」をつけない

機械図面では、モデルを立体的にとらえるために第三角法というやり方で図形を作成します。一つの視点「正面図」だけでものの形が表現できない場合は、上下左右から見た視点で図面を付記していきます。

この際に一つの長さを二つの図面で重複して書かないこと、最も図形の形がわかる部分に寸法を入れること、形状がわかりにくいときは記号を付記する、といったルールがありますので、注意しましょう。

寸法の入れ方

では実際に寸法を入れてみます。

メニュータブの「寸法」アイコンを展開して、「長さ」コマンドをクリックします。

斜めの図形に対しては、「平行」を使います。(図示しません)

寸法を入れたい長さ部分の始まりと終わりをクリックします。Eスナップを利用して確実な点を指定しましょう。

寸法の位置についてですが、図形よりどのくらい離して配置するのかは明確なルールがありません。「見やすい位置」に配置すればOKです。寸法を入れたあとでも、寸法を選択して、青く出てくる四角をドラッグすることで位置は変更できます。(数値の位置も同様にも動かせます)

円の断面図には直径を表すφマークを入れます。寸法を選択して、プロパティの「寸法接頭辞」に「%%c」と入力することで、表記できます。そのほかの特殊記号については記事の末尾に付記しました。

同様に、単位として㎜を入れたいときには、「寸法接尾辞」に「㎜」と入力すればよいです。

こうして、図面に寸法をいれることができました。

線の種類について

線の種類についても、JISの規格があります。もともと、図面は手書きされていましたので、線の種類を明確に使い分ける必要がありました。CADにおける製図では、線の種類、太さのほか、色分けもできますが、色については規格がありません。

(※)ここでは外形線を白、中心線を青、寸法線を緑(文字を黄)としました。

線の設定は、画層の設定と同義になります。

画層の設定

画層マネージャーの「新規」で新しい画層を作成し、「線種」を展開し、「その他」をクリックします。

「ロード」をクリックし、使用したい種類を選択して決定します。

主に使用する線種

中心線:CENTER

かくれ線:HIDDEN

図面に使われる記号一覧

記号 意味 発音
R 半径 あーる
Φ 直径 まる・ふぁい
正方形 かく
球の直径 えすまる・えすふぁい
SR 球の半径 えすあーる
t 厚み てぃー
C 面取り しー

図面に使われる特殊文字の入力方法

入力 記号
%%c 直径「Φ」 φ30
%%d 度記号「 °」 45°
%%p プラスマイナス「±」 ±0.01
%%o~%%o 上線「⁻」
%%u~%%u 下線「_」 50
%%% パーセント記号「%」 50%

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