アパレル業界でも使われているCADの実態

アパレル業界でも使われているCADの実態

CADと聞くとまず建築や機械設計などを想像するかと思います。しかし実際にはこのほか多くの業界おいてCADは用いられており、アパレル業界もその例外ではありません。そこでアパレルにおいてCADがどのように活用されているのか、また建築業界などと比べて違いはあるのかといったことをまとめていきます。

CADの概念は広い

CADは何も建築や機械系にしか関係のないことではありません。日本語で「コンピューター支援設計」と訳されますが、コンピューターによってデザインを迅速かつ正確に行うこと目的に誕生しました。本来の意味を見てみると建築や機械といった言葉は全く出てきません。あくまで設計を頻繁に必要とする業界での活用率が高いということにすぎないということです。

アパレルでも設計は必要

「設計」という言葉が一般的にアパレルとは馴染まないかもしれませんが、アパレルの業界でも設計は行われています。「デザイン」するとよく言われますが、意味することは建築等での設計とほとんど同じです。CADのソフトにも多様化が進み、各分野に特化したソフトが開発されることで活用の場が広がっています。当然アパレルに特化CADソフトも開発されており、これによって作業の効率化も進んでいます。

パターンを引くのに使われる

実際のアパレルでの使用場面と言うと、いくつか考えられますがポピュラーなものとしてパターン引きが挙げられます。これを専門的に行う人をパタンナーと呼びますが、この業務はCADソフトで行うことが可能です。これはデザイナーが作成したデザインをパターンと呼ばれる型紙におこす作業です。機械設計における製図と類似しています。データとして残ることも大きな強みであり、情報を保存、複製、移動させることも簡単にできるようになります。しかしCADオペレーターのようにCADソフト自体の操作には慣れる必要があるので、導入してすぐに効率が上がるとも限りません。新しい技術に臆することなく学習し、向上心を持って取り組むことでアパレルのみならず様々な業界でCADはスピードアップに貢献できることでしょう。

工業用のCADとの違い

CADソフトでも専門とする内容が違えば操作性も大きく異なります。特に建築などの工業用に用いられるCADソフトとアパレルで使われるCADとでは全く触り心地が違います。近い用途で使われるソフトであればスキルを流用することも可能なので、建築系のCADオペレーターが機械製図をするためのCADを触っても比較的早く慣れることができます。これは表現方法が近いということが関係しています。建物などは基本的に直線の集まりで表現され、円弧などがこれに加わる程度です。一方で服の製図の場合曲線での表現が基本となります。このことが理由で、建築のCADオペレーターが服のCADオペレーターとなるのは簡単にはいきません。

アパレル用のCADに向けたセミナーもある

初めからアパレルの業界でCADを触ろうと考えているのであれば、工業系との違いがあることを認識しなくてはなりません。スクールに通ったとしても無駄になってしまうことも考えられます。アパレルにはアパレルの専門的な講習会も開かれているので特定の業界に特化した学習方法を見つけていきましょう。