CADと医療

CADと医療

3次元CADの登場により、様々な分野での技術革新が期待されています。その中の一つが医療分野です。近い将来に高齢化社会が進むことが考えられている現在、医療分野での

技術革新が喫緊の課題となっています。そこで、医療分野でのCADの活用について説明させていただきます。

医療現場におけるCADの役割

近年、医療分野は成長産業として注目されており、様々な企業の新規参入や製品投入が増加しています。競争が激化する一方、医療分野では日本のQMS省令や ISO13485を

はじめ、各国の法令に対応した試験・認証作業を行い、データの適切な管理が必要となってきます。ここで、現場で頻繁に発生する課題をいくつか挙げます。

・開発期間の短縮化

・ヒューマンエラーの阻止

・部署間でのコミュニケーションの円滑化

・患者への負担軽減

・デザイン性の向上

・事前のシミュレーションによる試作品・試験回数の削減

これらの課題解決、製品開発をサポートするものとして、3次元CAD に期待が寄せられています。これまでは試作品を作ったうえで、関係者が集まり協議を行う方法が一般的でしたが、試作品の開発だけでも莫大な時間と費用がかかる一方、専門知識が異なる関係者の間で他に情報を共有する方法はなかなかありませんでした。そんな中、3次元CADの登場により、実際に試作品を作ることなく関係者がお互いにイメージを共有しやすくなり、開発期間の短縮化などを図ることができるようになりました。

現在、医療業界で流通している3次元CADのうち、Solidworks社が開発したソフトが多くの医療品メーカで採用されています。実績としては、医療機器を開発している世界 8,000社以上の企業で導入されており、ライセンス数は 28,000以上に及びます。

(もちろん、日本での医療機器開発メーカでのトップシェアを誇ります)

ちなみに、3次元CADの採用効果が高いと期待される製品の一例として、車椅子・ベッド・義足・手術用機器などが挙げられます。

現場の声

実際にSolidworks社の3次元CADソフトを導入している医療機器メーカの評判を挙げてゆきます。

医療機器の開発現場では、他の分野以上に部品レベルで精密さが求められます。このような

中、3次元CADの導入によってコンタクトレンズのように患者が直接身に付ける機器からぜんそく用吸入器のような機材の開発において、精度の高い試作品の製作を試みることができ、開発費の抑制や客先である医療機関(病院など) へのプレゼンを効率的に行うことができると期待されています。

Solidwork の仕様

最後に、これまで紹介してきたSolidworks の機能・仕様について説明してゆきます。

Solidworks は製品設計、設計検証、製品のデータ管理、テクニカルコミュニケーション

に分類できます。このうち、設計検証ではコンピュータ解析による製品への熱的・機械的

影響を調べることができます。

また、テクニカルコミュニケーションでは取扱い説明書の作成や機器のメンテナンス方法

など、医療現場向けの引渡し資料作成を踏まえた仕様となっています。このように、Solidworks の製品は医療機器の設計・生産から現場での取扱い・メンテナンスなど様々な場面でメーカや医療現場をサポートできる態勢が整っており、この点が世界で最も支持を得ている理由であると考えられます。

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