寸法線の困りごとを解消するには

寸法線の困りごとを解消するには

寸法は、いくつかの部品によって成り立っています。それぞれに設定項目があり、寸法スタイルから設定を自在に編集することができます。企業によって寸法のスタイルが異なっていることもあります。

また、寸法は一体化していますが、不要であればプロパティで個別の寸法の編集をしたり、寸法を分解してトリム・削除などすることも可能です。

よくある困りごととしては横に並んだ寸法(並列寸法)で間がせまく、数値や矢印が重なってしまうことがあります。

そのような場合は、引き出し線を使って数値を別の場所に配置したり、寸法補助線を斜めやジグザグに編集するなどして対応します。図面ができたと思ったら寸法の編集で思わぬ時間をとられてしまうことはよくあります。

また、既存図面の改定や修正で古い図面に手を加えるときなど、寸法のスタイルが普段と異なっていて、古い元図面に合わせるのか、現行のスタイルに直すのかといった予想外の手間がかかってしまうこともありました…。

こういったことは、一点ずつ編集・修正をかけていくよりしかたありません。

以下、寸法の編集方法について解説していいきます。

寸法線の成り立ち

寸法線
寸法補助線1
寸法補助線2
寸法値
矢印

寸法補助線は、クリックして作成した順に1、2と割り振られます。

主な設定項目

矢印

寸法補助線のはみ出る長さ

図形からのオフセット

フィット、寸法値の位置
一般には矢印のパターンや、寸法値を配置する位置などに違いがみられることが多いです。

寸法スタイルの編集方法

上記に挙げた「主な設定項目」の編集方法について説明します。

矢印のスタイル

塗りつぶし矢印、開いた矢印、白抜き矢印、●など

寸法スタイル-作図スタイル-寸法-矢印-開始・終了矢印のタイプを変更します。

寸法を選択してプロパティから変更することも可能です。

一つの図面内では、寸法のスタイルは全て統一する必要があります。

ただし、並列寸法で矢印が重なって描くスペースがない場合などでは、●で矢印の代用として混用することは可能です。

寸法補助線のはみ出る長さ

寸法補助線が寸法線よりはみ出る部分の長さです。

作図スタイル-寸法-線分-補助線設定-寸法線を超えた距離

図形からのオフセット

寸法補助線が図形から離れている距離です。

作図スタイル-寸法-線分-補助線設定-オフセット

フィット、寸法値の位置

寸法文字を配置する場所がない場合、どこに寸法値を配置するかを事前に設定しておけます。

作図スタイル-寸法-フィット-寸法文字

≪寸法線の上(引出線なし)≫ のとき

≪寸法線の上(引出線付き)≫ のとき

寸法値の位置については、一般には「文字の位置水平を 中央」、「垂直位置を 上」にすることが多いですが、設定により既定の位置を変えることができます。

作図スタイル-寸法-文字-文字の位置

このようにして寸法のスタイルを様々に設定変更できますが、今後も同じ条件で作図をする場合は、スタイルに名前を付けて保存しておくことができます。図面によってスタイルの使い分けをするときには登録してあると便利です。

実践的な図面では、寸法の表記に苦労することもありますが、パターンを覚えればそう大変ではありません。初めて向き合う寸法表記には落ち着いて対応していきましょう!

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