JWで標準クロックメニューを設定する方法
便利なクロックメニュー
一連の操作方法、また外部変形や他のCADソフトとのやり取り等を習得してきました。
この章より操作方法にかなり慣れ十分習得した後にキーコマンドを使用しながら、なおかつクロックメニューを使用して作図する方法を学びましょう。
クロックメニュー操作とは
クロックメニュー操作は他のCADには見られない独自操作方法です。慣れるとマウス操作のみで作図が可能になります。慣れるまでは非常に扱いづらいですが習得するとまさに手が覚えるという言い回しが感覚になります。
クロックメニューを使用するには「タイトルバー⇒設定⇒基本設定⇒一般(1)⇒クロックメニューを使用しない」のチェックを外してください。これでクロックメニューを使用することが出来るようになります。クロックメニューには大きく分けて「標準クロックモード」と「AUTOクロックメニュー」があり、起動時は標準クロックメニューです。
クロックメニューは左右どちらかのボタンを押下げながらカーソルをドラッグすることでコマンドメニューに入ることが出来ます。更にクロックメニュにはAM,PM操作がありそれぞれ12種×4刻で48種の操作方法がありますAM,PMの切り替えはクロックと呼ばれる円形上をカーソルが横切ることで切り替えることが出来ます。
左クリックAM(以下左AM)(図-1)のコマンドは以下です。真ん中からからの方向を時刻で呼びAM1時であれば「線・矩形」AM8時であれば「伸縮」というように読み取ります。各クロックごとに一覧表を添付します。
図-1
複線 | 文字貼付 | 線・矩形 | ||
消去 | キャンセル | 円・円弧 | ||
AUTO | 包絡 | |||
伸縮 |
範囲選択 |
|||
複写・移動 | レイヤ非表示化 | 線種変更 |
左クリックPM(以下左PM)(図-2)のコマンドは以下です。
図-2
複線 | 文字 | 線・矩形 | ||
2線 | キャンセル | 円・円弧 | ||
中心線 | 中心点 | |||
連続線 |
建具断面 |
|||
ハッチ | (全)属性取得 | 同一文字種選択 |
右クリックAM(以下右AM)(図-3)のコマンドは以下です。
図-3
複線 | 円周1/8点 | 線・矩形 | ||
消去 | キャンセル | 円・円弧 | ||
線上点・交点 |
中心点 | |||
伸縮 | 戻る | |||
複写・移動 | オフセット | 進む |
右クリックPM(以下右PM)(図-4)のコマンドは以下です。
図-4
線長取得 | 数値長 | 鉛直角 | ||
2点間長 |
キャンセル |
2点間角 |
||
X軸角度 | X軸角度 | |||
角度 |
線角度 |
|||
軸角 | 数値角度 |
軸角取得 |