〔AutoCAD〕44. 表示順序

〔AutoCAD〕44. 表示順序

【表示順序とは】

オブジェクトが重なっていると、前面と背面で表示順序がかわってきますね。線やmonochromeで印刷する場合はあまり表示順序は関係ないかもしれませんが、ハッチングや背景マスクを付けたり、ポリラインに幅を付けたり、カラーで印刷するときに重要になってきます。

Illustratorなどでは、表示順序はレイヤーで管理したりしますが、AutoCADではそれぞれのオブジェクトに表示順序をもたせます。

基本的に新しく作成したオブジェクトが前面になります。複写で元オブジェクトが背面に表示されていても、複写したものは新しいオブジェクトになるので、前面に表示されます。移動はオブジェクトを移動させるだけなので表示順序は変わりません。フィレットやポリライン編集では、最初に選択したオブジェクトの表示順序になります。

【表示順序を変更する】

表示順序を変更したいオブジェクトを選択して、メニューバーの”ツール”→”表示順序”で変更方法を選ぶか、もしくはコマンド”DRAWORDER”です。分かりやすいように、ツールバーで説明します。

上図の様に黄色い□を前面にもってきたい場合、黄色い□オブジェクトを選択し、①の「最前面へ移動」をクリックすると、黄色い□オブジェクトは図面内のオブジェクトの最前面に移動します。

その他の方法では、③の「指定オブジェクトの前面」ではコマンドウィンドウに「基準にするオブジェクトを選択」と表示されるので、基準になる赤の□をクリックしましょう。すると赤い□より前面に黄色い□が表示されます。

同じように背面にしたい場合も②「最背面に移動」・④「指定オブジェクトの背面」を利用します。

基本的に図面が見やすいようにハッチングや塗りつぶしは背面、文字や寸法(注釈オブジェクト)は前面に表示されるようにしましょう。

ハッチングや文字・寸法をまとめて表示順序を変更する便利なコマンドを紹介します。

HATCHTOBACK

図面内のすべてのハッチングが背面に移動します。

TEXTTOFRONT

コマンドウィンドウに「前面に移動するオブジェクトを選択 [文字(T) 寸法(D) 引出線(L) すべて(A)]」と表示されるので、選択しましょう。

これらは自動で表示順序が変更されるので、作図の最後にコマンドを実行するといいですね。

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