〔AutoCAD〕11. マルチテキストと文字記入の違い

〔AutoCAD〕11. マルチテキストと文字記入の違い

【両方の特性を理解しよう】

  

両方の文字入力の方法を説明しましたが、ではどちらを使えばいいのかと思いますよね。これは両方の特性が違うため、その都度判断してほしいのですが、私は基本は文字記入を使っています。それぞれの違いを考えてみましょう。

●マルチテキストは複数行の文字入力ができます。そして「テキストエディタ」を使用して1文だけでも色やスタイルや高さを設定できます。さらに太線やアンダーラインも設定できます。

(ただしアンダーラインの下線や上線は変換の時に文字化けしてしまうこともあるので、データの変換をする方はあまり使わないことをおすすめします。めんどうですが線分でラインをかきましょう)

文字記入の場合は文字オブジェクト全体を変更することになるので、「強調したい単語だけ赤にして大きくしたい」、などはできません。

●マルチテキストは背景マスクを設定できます。背景マスクとは図形やハッチングと文字が重なってしまい、文字が見にくくなってしまうときに文字の後ろに背景をつけたようにして見やすくする設定です。マルチテキストを作成後に選択し、オブジェクトプロパティの”文字”の”背景マスク”をクリックします。ダイアログボックスが表示されますので、「背景マスクを使用」にチェックを入れ、「境界のオフセット係数」を入力(最小で1)、「図面の背景色を使用」にチェックまたは色を設定します。するとプロパティの「背景マスク」が「はい」にかわり背景マスクが設定されます。

※背景マスクが設定された文字は、表示順序に気をつけてください。表示順序は今後説明していきますが、マルチテキストが背面になっていると背景マスクを設定しても意味がありません。最前面にあるように注意しましょう。

●マルチテキストの「テキストエディタ」内で設定した色や高さなどは、「テキストエディタ」の設定が優先されるため、オブジェクトプロパティでは変更できません。ですので変更したい場合はめんどうですがダブルクリックして「テキストエディタ」で変更しないといけない、といった点があります。文字記入の場合は変更したいものを複数選択してオブジェクトプロパティで一括で変更することができます。

以上がマルチテキストと文字記入の大きな違いですが、これを読むと「マルチテキストの方が便利!」と思ってしまいますが、そうゆう訳でもありません。

私の場合は説明文などの数行に渡る長い文章のときはマルチテキストを使い、建築の部屋名や○の中に1文字記入するなどの1行で収まる場合は文字記入を使ったりしています。

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