初心者から中級者向けのCADの独学勉強方法

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初心者から中級者向けのCADの独学勉強方法

現在CADは様々な分野で導入されており、CADの技能を習得できればオペレータとして様々な業界で働く道が開ける可能性が高くなります。最近では様々なCAD講座が開設されていますが、受講料の高さや講座の多さに尻込みしてしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、独学でCADを学ぶ方法について説明させていただきます。

 独学をはじめるにあたり必要なもの

まず、初めに独学でCADを学習するにあたり必要なものをまとめました。

「パソコン」、「CADソフト」、「プリンター」、「CADの教習本」

パソコンとCADソフトは当たり前ですが、ここではバージョンや性能面について説明

します。パソコンのバージョンは、windows 8以降であれば問題ないと考えられます。また、容量についても業務用で販売されているパソコンであれば大体は問題なく操作できると考えられます。(実際、私が会社で使用しているパソコンもwindows 8 ですが、どのCADソフトでも問題なく操作できます)

ただ、業務用でも一部容量が小さい(4GB未満) 物もあるようなので、パソコンを購入するに当たっては、事前にパソコンショップや家電量販店で店員や販売員に相談してみることをお薦めします。

次にCADソフトですが、初心者の方にお薦めのソフトとして、「jww」が挙げられます。

これはCADのフリーソフトで、インターネット上で無料配布されている点が大きな特徴といえます。 (ただし、著作権はJiro Shimizu 氏とYoshifumi Tanaka氏に帰属しています)また、多くのゼネコンで導入されている点からも実務面での障害は少ないといえます。これらのことから、まずjww でCAD操作の経験を積んで行き、ある程度慣れてきた段階でdwg など別のソフトに切替えてゆく方法がお薦めです。

次にプリンタについてですが、CADで作成したデータは最終的に印刷して現場の作業員やお客様に渡されます。また、画面上では問題なく表示されていても印刷してみると線の太さや文字のバランスがバラバラとなっている場合が良く見受けられます。この点からも、データを仕上げた後で、提出する前に紙面に問題なく表示されるか確認するのが仕事上のマナーと考えます。

最後に、教習本ですがジュンク堂・紀伊国屋などの大手書店や家電量販店のパソコン関係の書籍コーナには、CADに関する様々な種類の本が展開されており、自分自身に合う書籍がどれか迷うと思います。これらの書籍ではCAD操作について細かく説明する内容のものの数多く見受けられます。しかし、CADは「ある点から点まで線を引く」「図形を描き、別の場所にコピーする」といったように様々な操作を組み合わせて機械部品や建築図面を作成することが求められます。そこで、ここでは作図作業に役立つと考えられるテキストを紹介します。

・初級:11コマンドでスラスラ描けるjw_cad7 (エクスナレッジ刊行、富田泰二著)

・中級:動画でわかるjw_cad最強バイブル (エクスナレッジ刊行、佐藤正彦著)

この他にも、You Tube などでCADの操作を説明した動画がアップされています。CADの操作は実践を積んでナンボの世界であり、初心者の方は教習本と合わせて動画を見ることでCADの操作方法をイメージしやすくなると思います。

最後になりますが、独学でCADの技能を習得するうえで最も重要なことは「必ずCADオペレータとして働く」という強い意志と自己管理です。これらは講習を受ける際にもいえることですが、技能取得で最も大切なのは学ぶ本人のモチベーションです。人によって目標は様々と思いますが、最後まで目標を見失わずに頑張ってください。