CADのフリーソフトダウンロードってどうしたらいいの?
CADの勉強を始めるにあたって、早速CADソフトのダウンロードをしましょう。ダウンロード時の注意点と手順についてご紹介します。フリーのCADソフトでおススメするのは、「DraftSight」と「Jw_CAD」です。
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目次
ダウンロード時の注意点
ダウンロードのサイズ自体はそう大きくありませんが、PCの容量不足に注意しましょう。データが増えてくるとディスクを圧迫することがあります。Cドライブがいっぱいな場合はインストール先をDドライブや外付けHDD(USBも可)に変更するなどするとよいでしょう。特に、iTunesのデータがドライブを圧迫しているとなんともならない状況になりがちです。
また、インターネット環境によってはダウンロードやPCにインストールする際にかなり時間がかかることがあります。私の自宅も固定回線を引いておらずモバイルwifiのため、月末にはデータ制限がかかることがあります。スムーズに事が進まないと意欲がそがれてしまいます。あらかじめソフトの準備のために時間の計算をしておくとよいでしょう。
ハードウェアの注意点
古いPCやスペックの低いPCでは動作に満足できないことがあるかもしれません。CADの画面描画には、グラフィックボードという部品が関わっており、この性能が低いと、大量のデータを処理する際に頻繁に画面が固まってしまいます。簡単な図面で操作練習するには問題ないと思いますが、こういった要因がはらんでいることは覚えておきましょう。
今後もCADを利用していく予定があるならば、PCの買い替えを検討するのも一つの手です。汎用CADであるAutoCADの動作環境としては以下のように説明されています。
OS:Microsoft® Windows® 10 (AutoCAD 2016 SP1が必要)
Microsoft Windows 8/8.1
Microsoft Windows 7
CPU:最低 Intel® Pentium® 4 または AMD Athlon™ 64 プロセッサ
メモリ:32 ビット版 AutoCAD 2016 : 2 GB (3 GB 推奨)
64 ビット版 AutoCAD 2016: 4 GB (8 GB 推奨)
HDD容量:インストール用に6GB
必要解像度:True Color 対応 1024 x 768 (1600 x 1050 以上を推奨)
ディスプレイカード:True Color 対応 1024 x 768 Windows ディスプレイ アダプタDirectX® 9 または DirectX 11 互換グラフィックス カードを推奨。
この程度のPCスペックがあればCADソフトが問題なく動作するということでしょう。しかし、安い買い物ではありません。せっかく無償のCADソフトを使うのに、結局高い買い物をしてしまっては元も子もありませんので、先のことをよく考えて検討してください。
DraftSight公式ダウンロードページ
http://www.3ds.com/ja/products-services/draftsight-cad-software/free-download/
使用OS(Windows32ビット・64ビット、Mac、Linux‗Fedora・Ubuntu)によってダウンロードバージョンを選んでください。
お使いのWindowsのビット数はコントロールパネル → システムとセキュリティ → システム → コンピュータの基本的な情報の表示 →「システムの種類」で確認できます。
使用にはユーザ登録が必要ですので、インストール時に必須項目を入力します。勤務先等がなければ自分の住所で適当に会社名を付けて問題ありません。メールに届いた登録ページにアクセスすることでアクティベーションが完了して使用可能になります。メールは年に何通か届きますが気になるほどではありません。
Jw_CAD公式ダウンロードページ
http://www.jwcad.net/download.htm
@niftyかjwcad.netの部分をクリックしてください。上部の「最新」の方を選びましょう。
特に登録など必要なく、気楽に使えます。Jw_CADは多少スペックの劣るPCでもスムーズに動作するようです。PC環境に不安があり特にこだわりがなければ、こちらを試してみてはどうでしょうか。
AutoCAD 無償体験版
http://www.autodesk.co.jp/products/autocad/free-trial
30日間の無料使用ができます。一度インターフェースに触れてみたいという方向きです。DraftSightとどこが違うのか確認しておくのもいいですね。
高校生、大学生に限っては無償で学生版が使用できるようです。
こちらは容量がかなり大きいです。試しにインストールしてみたところ、3ギガ弱のディスク容量を必要としました。いずれアンインストールするとはいえ、気楽にはできないのが惜しいところです。
最後に
ソフトのダウンロードまできたら、ついにCAD操作ができますね。やり方がわからなくても直感で何かアイコンをさわってみると、それなりに達成感を感じます。ぜひやってみてください。