JWでマンション立面図をトレースする方法

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JWでマンション立面図をトレースする方法

RCマンションの立面を描く

作図した平面図のバルコニー側立面図の作成をして行きます。サンプルはJWWに内包されています。【開く】コマンドでJWWフォルダ直下より【Aマンション立面例】を開きます。作図参考として必要な箇所に【寸法】を入れます。(図-1)左側に各所の寸法上部は屋根の割付を、下部は外壁の姿位置を表してください。最後に【非表示レイヤ】の①を表示させます。この寸法をプロットすると階高2850であることがわかります。
(寸法記入)

図-1

基準線(グランドラインGL):【レイヤ0 線色2 線種 実線】横線を一本引きます。立面図は高さ関係を把握する為の図面ですから基準線は非常に重要です。筆者は平面図と同様に基準線は【線色4 線種 一点鎖線】とし、必要な箇所だけ実線で表現するようにしています。(図-2)

図-2

階高線(各階基準高):【レイヤ1 線色1 線種 補助線】レイヤ2の非表示を表示に切り替え基準線から上方に「600」、更に「2850」×3を複線で作図します。(図-3)次に壁芯を作図します。平面図を確認しながら作図すると非常に楽になるので、前章までに作図した平面図をコピーします。まず平面図を【開く】複写範囲を選択し、【コピー】します。立面図に戻り【貼付】します。レイヤグループは1グループを選択し縮尺をS=1/100に変更します。立面図の下部に作図します。作図属性は【元レイヤに作図】を選択して下さい。初期設定では選択レイヤに全て作図されてしまうので注意して下さい。(図-4)X方向を合わせる為図形を移動させます。外壁線位置を合わせてください。これで平面図形複写が完了です。

図-3

 

図-4

壁芯は【レイヤ1 線色1 一点鎖線1】を選択し縦線を平面図の基準線位置と同じラインで一本引き、【複線】コマンドで「3700」×2、「4000」、「3700」×2と作図します。

下記より作図する図形はすべて【レイヤ2】で作図されます。便宜上壁芯にNo.を振ったので通り番号を参照しながら作図してください。(図-5)

外壁線:【線色2 線種 実線】 屋根下端の水平線⇒外壁線の順序で作図します。屋根下端は水平基準線から「11300」で複線実行します。壁線は壁厚が「75」なので基準線1,3,4,6から【複線】コマンドで作図して下さい。(図-5)

図-5

伸びた外壁線を調整します。【伸縮】コマンドの【一括処理】で屋根下部とグランドラインを両端にして伸縮させます。補助線は【レイヤのみ非表示】に(レイヤ1を一度クリック)してから操作すると外壁線のみ操作できます。(図-6)

 

図-6