〔AutoCAD〕39. クイック選択

〔AutoCAD〕39. クイック選択

【クイック選択とは】

図面には画層や色、線の太さ、文字スタイルなど、様々な設定をしたオブジェクトがあります。また、線分やポリライン、円、寸法とオブジェクトタイプも様々です。

たとえば「図面の中の円だけを選択したい」や「この範囲の中の文字を全部MSゴシックの文字スタイルにして色をredに変更したい」といったことをしたいとき、一つずつ選択していくのは時間がかかりますよね。

そんな時にクイック選択を使用すると条件に基づいて選択セットを作成することができます。

【クイック選択を使う】

図面全体を適用したい場合はなにも選択せずにコマンド入力しますが、範囲を指定したい場合は、適用オブジェクトを選択してコマンド入力します。コマンドは、メニューバーの”ツール”→”クイック選択”、もしくはコマンド”QSELECT”です。

上図のオブジェクトプロパティでもコマンドを実行することが可能です。このボタンを利用する事が、一番多いかもしれません。

上図のクイック選択タブが表示されるので、まず①のオブジェクトタイプを指定します。ここには図面上にある線分やポリライン、円、寸法、文字などがリストに表示されるので指定します。一番上にある複数は指定せずにすべてのオブジェクトタイプから選択するときに使用します。

②のプロパティでオブジェクトの色や線種、線の太さなどといったプロパティを指定します。それに応じて③演算子と④値のオプションが決まってきます。

③の演算子では「=等しい」「>等しくない」「>より大きい」「<より小さい」「すべて選択」が表示されますので指定して、④で値を指定します。

⑤の「現在の選択セットに追加」はチェックを入れるとコマンド入力前に選択しているオブジェクトにクイック選択で選択したオブジェクトが追加された選択セットが作成されます。コマンド入力前になにも選択していなければ関係ありません。

試しに直径100の円を図面上から選択してみましょう。

上図のように設定してOKをおすと、図面上のすべての直径100の円が選択されます。移動や複写といったコマンドを実行してもいいですし、オブジェクトプロパティで編集することも可能です。また、もう一度クイック選択を使用してさらに絞り込んだり、追加したりすることも可能です。

注意してほしいのが「ByLayer」です。たとえば画層の設定を「red」にすると画面上は赤色ですが実際はそのオブジェクトの色は「ByLayer」になっています。クイック選択で「red」と指定しても「ByLayer」のものは選択されません(「ByLayer」は「ByLayer」でリストに入っています)。ですので画層の表示・非表示を利用しながら有効にクイック選択を使用してください。

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