3DCADシミュレーションソフト「フローデザイナー」

3DCADシミュレーションソフト「フローデザイナー」

3次元シミュレーションソフトで「FlowDesigner(フローデザイナー)」というソフトがあります。このソフトは、純国産の熱流体解析ツールです。一体どんな解析をおこなってくれるものかというと、エアコンなどの空調機の空気の流れや部屋の温度などをシミュレーションすることができます。操作性は簡単なため、初心者でも扱いやすいソフトです。さらに、3Dでモデリングした空間にシミュレーション結果を視覚的にみせることができるため、プレゼン資料作成のツールとしても重宝します。専門知識がないと、数値だけではなかなかイメージしにくいですし、風の流れや熱は目に見えないものなので、それがアニメーションとして見られるのは、どんな方にも設計意図をわかりやすく伝えることができます。

FlowDesignerの主な機能

設計者の考えた設計案を、インプット条件として気流の流れや、温度分布をシミュレーションによって求めるだけの解析ソフトは、他にもあります。しかし、当初の設計条件で、目的とする設計目標値を達成できない場合は、設計目標を満たす改善条件を、設計者自ら何度も考え直さなければならないため、設計目標を満たすことのできる改善案をみつけるためには、膨大な数の試行錯誤を繰り返す必要があり、非効率的でした。
限られた設計検討期間内に、設計目標を達成する設計案をみつけるにはどうすればよいか? という答えを導いてくれる、唯一のシミュレーションソフトが「FlowDesigner(フローデザイナー)」だとうたわれています。達成したい設計目標値を入力すると、FlowDesignerの逆解析機能は「設計の初期案」から、改善すべき条件はどこかを「逆」に求めることができます。答えを導き出す手助けをしてくれるソフトとは画期的ですね。

BIMとの連携

現在、建築設備業界では、BIMについて考えなければいけない機会が増えています。それにより、データに互換性があるかは重要です。FlowDesignerは、もちろんBIMデータとの連携が可能です。3DCADとして主力の「ArchiCAD」、「AutoCAD」、「Rhinoceros」などの設計データを取り込むことができるため、モデルを取り込み、情報を与えれば、すぐに解析を実行することができます。データ作成に時間が取られないのは、設計者にとって重要なメリットです。

広域の解析

「FlowDesigner」は、建物内部のシミュレーションだけではなく、周辺施設の影響を考慮した解析もできるようになっています。ビル風や日射の解析も可能なため、より詳細な検討ができます。

3DCADの普及により、実際の環境に近い見せ方ができるようになりました。提案方法を差別化するには、シミュレーション内容を3Dで見せることにより、印象がかなり違ってきます。さらに、実際に建物が完成した際に、設計通りに機能しなかったなどの問題を減らすことができるので、事前にシミュレーションを行うことは大幅なコストカットに繋がるでしょう。アニメーションでの提案により、顧客の意見をその場で反映できるなどメリットがたくさんありますね。現在3DCADオペレーターとして働いているかたも、シミュレーションソフトの操作も覚えると、現場で重宝される人材になれるでしょう。