3Dcadシステム123DDesignのアイコンの紹介

Autodesk 123D DesignはAutodesk社が提供する、無料で使用できる3Dcadのモデリングシステムですが、そのデメリットとして英語版しかリリースされていません。そのため、使用するアイコンに表示される文字も英語のみです。一度使用してなれれば簡単に使用できると思いますが、初心者の方はその意味を調べる必要があるため、ここでアイコンの名前と内容を解説します。
目次
アイコンの概略説明
使用するアイコンのメニューは大きく分けると12種類に分かれており、それぞれのコマンドの中に詳細なコマンドが格納されています。表示されているアイコンの内容は以下のとおりです。
Undo/Redo
Transform
Primitives
Sketch
Construct
Modify
Pattern
Grouping
Combine
Snap
Measure
Material
それぞれのアイコンの解説
12種類のアイコンメニューの意味を以下のとおり説明します。
Undo/Redu
エクセルやワード等でもよく使用する項目で、行った操作を取り消して1つ前に戻ったり(Undo)、戻った後に再度同じ操作をくり返したり(Redo)する際に使用するものです。
Transform
形状の一を変えたり、拡大縮小したりする際に使用します。
Primitives
基本形状を作成するコマンドです。Box(直方体)、Sphere(球)、Cylinder(円柱)、Cone(円錐)、Torus(ドーナッツ形状)などの形状を作成することができます。
Sketch
特定の平面上に形状を描くコマンドです。3D形状のモデルを作成する時、一番最初に行う作業が平面上へのスケッチです。このスケッチに円を描き、押出しのコマンドを使用することで、円柱の作成が可能となります。また、スケッチを編集するためのコマンドも用意されています。
Construct
先ほど説明したスケッチから立体を作成するためのコマンドです。
Extrude(押出し):任意の平面を直線的に押出すコマンド。
Sweep(スイープ):事前に決めたルートで平面を押出すコマンド。U字でもL字の形でも押出すことができます。
Revolve(回転):断面を任意の軸に沿って回転させるコマンド。
Loft(ロフト):複数の異なる断面をつなげて形状を作成するコマンド。
Modify
一度作成した形状を修正するコマンドです。例えばPress Pull(押す・引く)は、任意の面を移動するコマンドであり、ある円柱の円の部分を押すと円柱が低くなり、引くと円柱の高さが高くなるというふうに、後から形状の変更が可能となります。
Pattern
同じ形状を複製するために使用するコマンドです。例えばMirror(ミラー)を使用すると任意の面を鏡面として、対称の形状を作成できるコマンドです。
Grouping
複数のソリッドを1つのグループとして扱うためのコマンドです。エクセルの図等でもグループ化のコマンドがありますが、それと同様に使用することができます。
Combine
複数のソリッドを1つのソリッドに結合するためのコマンドです。Groupingでは複数のソリッドが1つのグループにまとめられますが、それぞれのソリッドは分かれています。Combineでは、分かれていたソリッドを完全に1つのソリッドに結合します。
Snap
あるソリッドを別のボディーの上に張り付けるコマンドです。
Measure
任意の形状の長さや角度、面積を測定するためのコマンドです。
Material
作成したソリッドに素材のテクスチャを定義するために使用するコマンドです。