CAD とウォークスルー

CAD とウォークスルー

3次元CADの急速な発達により、自動車の内部から宇宙空間といった様々な規模の3次元空間をパソコンやテレビなどのディスプレイ上で表現できるようになりました。

そこで今回は、ディスプレイ上で3次元空間を見るのに重要な役割を果たすウォークスルーについてお話させていただきます。

 ウォークスルーとは

まず、ウォークスルーとは、IT業界で「3次元グラフィックスで構成された仮想空間の中を、空間内を歩く人の視線で表現すること」を指し、住居や都市空間のデザイン設計において、設計段階でのシミュレーションや専門分野が異なる相手に対するプレゼン手法として、VR(仮想現実) の業界で主に採り入れられている手法です。

3次元モデルをウォークスルーすると、XY平面に沿ってモデルを移動させ、自分の位置を把握することができます。

 JHOP CAD

次に、3次元CADのモデルをウォークスルーできるソフトについて、JHOP CADを例に挙げて説明いたします。JHOP CADは、NECが開発したソフトウェアで、無料で利用することができるソフトです。JHOP CADでは、リアルタイム3Dビューア・o2cプレイヤー・ウォークスループレイヤーの3つで構成されており、今回紹介するのが「ウォークスループレイヤー」です。このウォークスループレーヤーは、予め導線を登録しておくことで、データを入力した建物の外観・内観イメージを客先相手に見せることが可能で、主に不動産屋や建築現場で、施主やお客様に建物や部屋のイメージを把握してもらうことに利用されています。

ここからは、ウォークスループレイヤーの操作方法などについて説明してゆきます。

・JHOP CADを開いてメインメニューから「ウォークスルー出力」をクリックする

(3次元化スタートアップウィンドが表示されます)

・「新規データの作成」をクリックするとデータの解析が行われるので、完了したら「データ出力後、ウォークスループレイヤーを起動する」にチェックを入れてOKをクリックします。すると、画面上にデータが出力され、ウォークスループレイヤーが起動します。

・ウォークスループレイヤーが起動したら、画面左下に表示されるプルダウンメニュ―から再生したウォークスルーデータを選択して再生ボタン(隣にある大きな矢印) を

クリックする。(全画面に、選択したデータのウォークスルーデータが表示されます)

あとは、事前に導線を登録していれば、登録した導線に沿ってビューがモデル内を移動し、あたかも建物内部を実際に歩いているかのような体感ができます。

また、JHOP CADでのウォークスループレイヤー作成方法についても説明しておきます。

・ウォークスループレイヤー画面左下のプルダウンタブの右にあるビデオカメラのタブをクリックして「新規」、「ムービーの最後にポイント追加」のタブを続けてクリックする。

・ムービーで見たい場所をクリックし、ポイントを置いてゆく。

(中継点については、「ポイント間に追加」をクリックして中継点としたい任意のポイントをクリックしてポイントを追加してゆきます)

・「ポイントを移動」をクリックして追加したポイントを左ドラッグして移動させる。

・「360度回転」をクリックして回転させたいポイントをクリックする。

(この機能は、指定したポイントで360度回転する動作を行い、画面上で部屋全体を見渡したい時に便利な機能です)

・ポイントの設定が終わったら、「登録」をクリックして作業を完了させる。

※階段については、階段を選択すると自動的にポイントが付くので、階段で上階に進むような導線を組む場合は、注意してください。(一通りポイントを設定したら、設定した導線でおかしな進み方をしないか確認することをお勧めします)

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