タブレットで活用するCAD

タブレットで活用するCAD

最近、建築現場でi―Pad などタブレット端末を片手に作業員どうしが打ち合わせをしている光景を見かけるようになりました。現在、様々な現場でタブレットを使った打ち合わせや商談が進んでおり、その代表的な業界として土木建築系が挙げられます。

これらの現場では、CADで作成した施工図面を大量に扱っており、膨大な図面を現場でどのように管理するかが昔からの現場作業者の悩みでした。

 タブレットが普及した背景

これまで建築現場で課題となっていたこととして、A1サイズの図面や大量の指示書を持ち歩く必要があり、荷物がかさばってしまうことが挙げられます。また、現場では雨やぬかるみで資料を汚さないよう管理する必要があり、現場作業員にとってかなりの手間になっており、余計な労力を使わせていました。また、現場で変更が生じた場合も、変更箇所を図面などにメモして、事務所に戻った後で図面や資料の修正を行わざるを得ず、作業効率を下げる要因となっていました。

しかし、タブレット端末を用いれば、必要な図面などのデータを保存しておけば、タブレットの画面上で図面内容を確認できるようになりました。また、変更や施工上の問題が生じた場合、その場で担当者どうしでの協議ができ、随時図面修正を行うことが出来るようになります。これにより、現場作業員にとって図面管理や施工資料の作成をスムーズにできるようになり、作業効率の改善につながるといえます。

このように、タブレット端末の普及により施工管理の手法が劇的に変化する可能性が見込まれており、この点に着目したベンダーが現場でのニーズに合った製品を開発したことがタブレット普及を後押ししたと考えられます。

 タブレット端末でCADを使う場合のポイント

前述の通り、建築現場をはじめとして、様々な現場で今後タブレットの活用が一気に広まることが予想されます。それに伴い、ネットワーク機能はもちろん、CADデータなどこれまで紙でやり取りしていた膨大な資料を管理できるよう、オンラインストレージの準備も必要となります。

作業現場で使う施工図面は、正確さを保ち、かつ様々な設備機器や器具の配置を表現するためにデータ容量が膨大になりがちで、平面図1枚で数MBになる場合もあります。そのため、データのやり取りを行う方法として宅ふぁいる便やクラウドサービスを利用するのが一般的です。(クラウドサービスとして、Googleドライブやアップル社が開発したiCloudなどがお薦めです)

また、現在タブレットにインストールしている図面ソフトがクラウドサービスを利用できる機能が付いているか確認することも重要です。

例として、Autodesk社が開発・販売しているオンラインストレージシステムのA360 では、A360 アカウントの作成によってクライド機能の利用やデータ共有機能などを利用できるようになります。

最後に、タブレット端末でCADソフトを利用する場合について説明します。

既存のCADソフトのうち、JWCADは閲覧のみ可能であり、AutoCADはデータの一部編集が可能となっているようです。このことから、施工現場ではAutoCADを利用することが最もお薦めと言えます。

一方、CADソフトを使用するタブレット端末について説明します。まず、AndroidではJWCADはJwwViewer、AutoCADはAutoCAD360を利用することで、端末上で図面を開くことが出来ます。また、iPadの場合はAutoCAD360 のクラウドサービスを利用することで端末上での図面閲覧が可能となります。(JWについては、対応するアプリが無いようで、閲覧そのものが難しいようです)

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