学生版のCAD

学生版のCAD

機械製品や建築現場での製図業務が必須となりつつある現在、大学の工学部(特に機械・建築・電気系の学科) や高等専門学校のうち機電・建築系の学部では製図の授業が必修単位となっているところが多く、課題としてCADでの作図を課している場合も多く見受けられます。このように、CADは企業だけでなく学校などの教育機関での需要が高まっており、CADのソフト制作会社もそのような需要に対応したソフトウェアの販売を行っています。そこで今回は、学生向けCADについて、Autodesk社の製品で説明させていただきます。

 学生版 CADとは

まず、学生向けのCADソフトとは、一般用に販売されているCADソフトの中で操作できる機能を制限して無料公開しているものを指します。ちなみに、一般用とは企業やフリーランスの方が購入・使用しているソフトのことです。

学生版CADは、ダウンロードにあたり、予めエデュケーションコミュニティサイトに登録する必要があります。ただし、登録が認められているのは、次のいずれかに該当する場合に限られます。

・オートデスク社が定めた機関に所属する学生・教職員が、個人的な学習目的で使用する場合。(オートデスク社が定めた機関は、下記の通りです)

※個人的な学習目的で使用する場合、同一バージョン・同一製品については1人あたり1ライセンスです。また、学生版のユーザ登録は個人名で受け付けており、ライセンスは在学中のみ有効です。また、技術サポートやオートデスクサブスクリプションは含まれておりません。

・次に該当する機関で、授業を主たる目的として行う教育関連機関が学校授業、教育研修などの教育目的で利用する場合。

※教育目的で使用する場合、ユーザ登録は教育関連機関名での受付けとなり、製品はAutodesk Academic Resource Center(ARC) 経由で提供されます。

・大学、高等専門学校、高等学校、専修学校、各種学校

(学校教育法で定められた学校・学校法人)

・職業能力開発学校、職業能力開発促進センター、障がい者職業能力開発校など

(法律によって定められた公共職業能力開発施設)

・市職業訓練校、都道府県職業訓練校、都道府県技術専門校など

(地方教育行政に関する法律に定められた組織)

・航空大学校、海技大学校、気象大学校、海上保安大学校など

(国や地方自治体により設立された大学校)

・その他、オートデスク社が適用認定した教育機関に所属する学生および教職員

※教育機関版のライセンス期限は、3年間です。また、日本語での技術サポートや

オートデスクサブスクリプションは含まれません。

 汎用品との違い (学生用を使用する際の注意点)

次に、学生版CADと一般販売されているCADの違いについて説明します。

まず、学生用CADを使用するには、エデュケーションコミュニティサイトに登録する必要があります。このサイトは、オートデスク社がグローバルに展開している学生用のコミュニティで、学生版CADのダウンロードができる他に、学生向けの様々な情報を発信しています。ちなみに、やり取りは全て英語です。

また、学生向けCADソフトには一般用とほぼ同じ機能が搭載されていますが、商用・専門職などの実務的な使用は認められておらず、画面上には「AutoCAD 学生版」と表示されます。また、データを印刷すると紙面上部に「オートデスク学生版により作成」と表示されます。

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