〔AutoCAD〕27. Defpoints

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〔AutoCAD〕27. Defpoints

目次

【Defpoints】

正式には「definition points」というレイヤーですが、このレイヤーは寸法をかくと自動的に作成されるレイヤーで(厳密にいうと寸法オブジェクトの寸法補助線に存在する定義点)、「0」レイヤーや自分で作成したレイヤーとは違う補助的なレイヤーになります。Defpointsレイヤー上にオブジェクトを作成したりコピーペーストしても、作図ウィンドウ上には見えても印刷されません。こう説明すると難しく感じてしまいますが、「作図補助のレイヤーで印刷されない」と覚えていただけたらと思います。「デフポイント」と読みますが、人によっては省略して「デフ」や「デフポ」という人もいます。

では、どういった用途でDefpointsを使用すると便利なのでしょうか。

私がいままでで使用していた方法をご紹介します。

●方眼紙のように線分をひいて作図の基準にする。

グリッドで同じようなことができますが、設定するのがめんどうなときはDefpointsで下線を作成します。一定間隔の線分なら「連続コピー」で作成することもできるので、簡単にできますね。作成した下線を基準に作図していくと便利です。

●修正箇所をマークする。

Defpointsは印刷されないので、印刷はしたくないけどメモとして残しておきたい場合に便利です。見やすいように「雲マーク」で修正箇所を囲んだりします。

●コメントをかく。

注記や履歴など、印刷したくないけど残しておきたいものは、Defpointsでかくと便利です。後々他の方がみても分かりやすいですね。

【Defpointsが選択できない】

Defpointsは「0」レイヤーと連動しています。「0」レイヤーを非表示やフリーズにしているとDefpoints上のオブジェクトは選択することができません。もし作図していて、「Defpointsが選択できない」といった事になれば、「0」レイヤーを確認してみて下さい。

《豆知識》

Defpointsレイヤーを削除することも可能です。そんなことをする必要もないのですが、豆知識として説明します。Defpointsレイヤーの名前を変更しましょう。なんでもいいです、1を付け加えるだけでも、最後のsを消して「Defpoint」にするだけでもいいです。そうすると「画層を削除」で削除することが可能になります。

また人やバージョン、変換などによって「Defpoints」「DEFPOINTS」「defpoints」と名前の表記もかわってきます。